2008年06月28日

自転車で遠くに行きたい

米津さんが自転車の本を出した。河出書房新社から出たばかりの「自転車で遠くに行きたい」という本だ。米津さんはミクシィで自転車で遠くに行きたいというコミュを主宰しているのだが、こちらは1万人以上のメンバーがいる。

自転車に乗っている人は、もともとサイクリングの趣味があった人以外、たいてい健康問題対策(!)という目的を持っているのではないか。実際のところ、街で見かける自転車乗りの年齢層は高い。おっさんばっかりだ。オレもおっさんだ。

自転車を買って走り始めると、最初は、その辺を走っているだけで満足し、そのうちサイクルコンピュータなどをつけるようになると遠出するようになる。遠出すると本当に空腹になるし、のども渇く。普段の生活ではなかなか味わえないことである。メシがうまいし、ビールもうまい。体調もよくなる。これを何度か経験すると遠出したくなってくる。いや、遠出せずにはいられなくなってくる。都会の自転車乗りにとって、100キロ走るというのが一つの壁のようなのだが、100キロなら普通の体力の人なら5時間もあれば走れてしまう距離だ。

メタボ対策で自転車に乗っているなら、走行距離でいろいろ逡巡している方が多いかもしれないが、それならこの本はおすすめである。是非読んでみてほしい。

今はブログを丹念に検索していけば体験談を読むことは簡単にできる。それはとてもよいことなのだが、自転車に乗れなかった人が乗れるようになる過程を書いてあるようなブログは多分ほとんどない。今長い距離を走る人も、もともとはそうではなかったのだ。ずっと記事を遡れば長く走るようになるきっかけを読むことができるかもしれない。しかし、この辺はブログを読むよりは編集された本を読んだ方が早い。そういう意味で、この本は親切な本だし、著者の人柄のよさが伝わってくる。親切な人なのだ。

私は150キロも走れば満足するタイプなのだが、米津さんは200キロ、300キロ、400キロと刻んでいって、600キロまでブルベで走っている。糸魚川までのレースも走っているし、距離感が「壊れた」人になっている。距離感が壊れると腰痛持ちの私は困るのだけど、この本は、東京に住んでいる40代の自転車に乗り始めた人にはおすすめの本である。

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自転車で、やせたい。多摩川・駒沢サイクリング日記

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2006年07月30日

アユ百万匹がかえってきた―いま多摩川でおきている奇跡

アユ百万匹がかえってきた―いま多摩川でおきている奇跡という本を読んだ。小学館から出ている本で、いまどき1500円しない本なのだが、読むのにはタップリ時間がかかった。ちなみに私は本を読むのが速い方だ。著者の田辺陽一氏はNHKの現役ディレクターで、多摩川に関する番組制作の中で得られた話を本にまとめたものだ。

私が多摩サイを初めて走ったのは、ロードを買って1ヶ月半後、4年前の盆休みだった。夏だったのでどうせ汚くてクサイだろうと思って正直まったく期待していなかった。ところが行ってみたら思っていたよりもずっときれいだったのだ。それが印象に残っている。

笠取山で多摩川源流の水を飲み、河口の羽田空港沖で汚い川の水を見ると、誰でも気持ちが少し暗くなる。そして「失われた自然は取り戻せない」などという環境保護団体がよく使う台詞を思い出すのだ。著者もこんな汚い川としか思っていなかったそうだ。ところが、多摩川にはアユが100万匹も遡上するようになっていたということを知って、著者はその理由を調べるようになった。アユは清流に棲むというイメージがあるからだ。

多摩サイの終点、羽村には取水堰があり、そこから玉川上水に水が送られる。玉川上水が造られたのは、江戸時代三代将軍家光が参勤交代制度を始め、江戸の人口が増えたためだそうだ。その後も東京都は玉川上水の水を利用していた。ところが1957年(昭和32年)に小河内ダムが完成し、小河内ダムで一度貯水してから水量調整しながら放流、それを羽村で取水して東京都の浄水場に送る仕組みができた。

この仕組みは、放流した水を羽村ですべて取水してしまう(現在はちがう)ものだったので、羽村より下流は、汚水の川になってしまった。

その後、美濃部都知事の時代に大規模下水道整備を行い、多摩川に流れ込む汚水が水質管理されるようになった。一度は洗剤の泡だらけになっていた多摩川も、こうして徐々にきれいになりつつあるのだ。川は十分な水量があり、汚水の水質管理がされていればひどく汚れていても復活させることができる可能性があるという話だ。

アユは必ずしも清流でなければ棲めないわけではないということも分かったのだが、アユをキーワードにして、水源から河口まで魚の棲めるきれいな川を取り戻すための方法を知るレポートになっている。多摩川はその最先端の川なのだそうだ。この本は、書かれるまでに相当な時間がかかっているだろうなあ。

アユ百万匹がかえってきた―いま多摩川でおきている奇跡
アユ百万匹がかえってきた―いま多摩川でおきている奇跡田辺 陽一

おすすめ平均
starsきれいな河川は貴重な財産
stars感動した

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アユ百万匹がかえってきた―いま多摩川でおきている奇跡(携帯用)
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2006年06月30日

「多摩川あそび」藤原裕二著

多摩川あそびという本を借りてきた。以前、八重洲ブックセンターで見かけたやつ だ。カラーページはないが、なんとなく内容が気になっていたので、図書館に予約 しておいたのである。
最近、多摩川はとんとごぶさたである。先月奥多摩駅まで往復したのがものすごく 久しぶりだった。しかし、居酒屋でわさび漬けなんぞをつまむと、鈴木山葵農園の ツーンと辛いわさび漬けを思い出し、買いに行きたくなるのである。

多摩サイを走るようになると、源流から河口まで一通り眺めてみたくなる。 私も笠取山に登って水干を見て源流の水を飲んできた。河口は羽田空港あたりだ。 ジェット機が発着するのを眺めながら化学工場から出るケミカルなにおいをかぐの である。

奥多摩駅から下ってくると、釣堀があったり、実際に釣りしている人がいたり、カ ヌーこいでいる人もいる。カヌーはともかく、釣りはやってみたいなどと考えなが ら走っている。でも、いつも時間的に余裕がなくてとっとと帰ってきてしまうので ある。走っていると気持ちに余裕がなくなるのか、川原に腰を下ろしてのんびりし たこともない。ついつい先を急いでしまうのだ。自宅で体重測定と冷えたビールが 待っているからなのだが。

この本は、私のように先を急ぐ自転車のりが、走りながら「こんなことやってみたいな」と思ったことを実際にやってみた本である。ガイドというよりは、体験記である。著者が全部一人でやってみたこと。だから読んでいて面白い。

目次を見ると、「さかのぼる」「釣る」「登る」「泳ぐ」「拾う」「くつろぐ」「ガサガサする」「観る」「走る」となっている。目次だけで結構妄想できる。

「さかのぼる」「釣る」「登る」では、源流に向かって渓流釣りをしたり登山をしたりする話だ。渓流釣りの話がとても面白かった。釣りは狩猟本能を満足させてくれる。岩魚や山女は見た目もとてもきれいな魚だ。軍畑あたりに大きな管理釣堀があるらしい。その下流吉野街道沿いにもありましたな。

「拾う」は、流木や石や化石を拾うこと。近いところだと小田急線の鉄橋下で化石が出るらしい。

「ガサガサする」は、川の中にジャブジャブ入って魚を獲ることだ。「観る」はバードウオッチングや巨樹を、「走る」は、青梅マラソンと多摩サイである。著者は私よりだいぶ年上の方だが、この本を一冊書くために相当な時間と手間がかかっている。いやー、すごいや。多摩川を走っている自転車乗りには楽しめる一冊かも。

多摩川あそび
多摩川あそび藤原 裕二


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2005年12月22日

ゆっくり走れば速くなる

今日は寒い。昼間一瞬だがまた雪が舞った。風が強くてとても冷たい。日本海側は大雪だそうだ。図書館に寄ったりしたら、夜に走る気力がなえてしまった。

古い本だが、「ゆっくり走れば速くなる」(佐々木功 ランナーズ 1984)を目黒区の図書館から借りてきた。20年以上前の本だ。タイトル通り、LSDの本だ。自転車トレーニングの本でもLSDはよく出ている。LSDはLong Slow Distanceの略だ。長い距離をゆっくりと走ることをいう。ロードに乗っていると踏み込みが軽いものだから速く走ることばかりに頭がいくのだが、LSD、大切だといわれているが、感覚的に分かるようでよく分からない。それで、日本では自転車よりも進んでいるだろう陸上競技の本を借りてきたのだ。

元ネタは青梅のハリ天狗さんのブログに書いてあった記事だ。ハリ天狗さんは青梅に住んで、裏山の奥多摩を走り回っているのだ。

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この方は日本電気ホームエレクトロニクス陸上部の監督をされ、ソウルオリンピック女子マラソンに出場した浅井えり子さんを育てた方なのだ。しかし、1995年にお亡くなりになってしまったようだ。

LSDをやる意味は、末梢毛細血管の数を増やすことにある。
キツイ心臓バクバクの運動をやると、心臓の機能が強化される。心臓が強くなると、心臓の収縮で送り出される血液の量が増えるから、あるところまでは思いどおりの動きができるようになる。運動能力を向上させるには筋肉へ酸素の十分な供給が必要なのだが、末梢毛細血管の数が増えていないと酸素供給が十分にできないということのようだ。ふむふむ。

さらに、私が知りたいのは、LSDをやるときの継続時間、そしてダイエット効果なのだ。
それも書いてあった。
私は、だいたい30キロをノルマに走っている。しかし、距離を目安にしてはいけないらしい。日頃走っているのは疲れを解消するという意味が大きいのだが、そのためには、疲れが抜けたなと思うまで走る必要があるのだそうだ。書いたものを読むと当たり前に思えるのだが、走っている自分にとっては結構新鮮なものだった。ノルマ化したものをこなしていると体調の変化はなかなか意識化できない。もちろん、走らないよりも走った方が頭がすっきりするのは確かなのだが、翌日、体がしゃきっとしないこともよくある。早速参考にしよう。

ダイエット効果に関しては、LSDで十二分に効果が上がるそうだ。しかし、これも肝臓や筋肉にあるグリコーゲンを使い果たしたあとまで続けないといけないらしい。佐々木氏は4時間もLSDを続けていることがあったようだ。ちなみに、休憩なし、ですからね。グリコーゲンを使い果たすと今度は体脂肪を分解してエネルギー源にする。この時は体が重い感じになり、気分ももういいやという状態になるそうだ。これは自転車に長く乗る人ならよく分かる状態だ。私の場合だと、奥多摩往復に出かけて帰り道、120キロ地点くらいから始まるのだ。何か食べると急激に解消されるのだが、食べないとかなり辛く感じる。たいてい10キロガマンして、和泉多摩川駅あたりで甘いジュースを飲むのだが。そういう状態を作ると効果が上がるそうだ。ただ、これはLSDとはいっても体に負担がかかるものであるから、毎日やってはいけないらしい。
こういう本を読むととても刺激を受ける。モチベーションが高まりますな。


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2005年08月02日

今中大介のロードバイクバイブル

今中さんの新しい本を読んだ。ちょっと書き飛ばしたような本なのだが、ところどころ面白い。ツールでの話は、ずいぶん前に出されたツールへの道に詳しいが、シマノ時代の話が面白い。今はとても締まった体つきをしている今中さんも1990年ごろは、どんぶりメシ2杯に卵6個で体を作っていたそうだ。これは、私ら年代特有の、映画「ロッキー」の影響によるものだろうか?

しかし、時代は1990年代だ。昔西武ライオンズの監督だった広岡さんが選手に肉を食わせないで豆乳を飲ませていたのが1980年ごろのことだ。スポーツグラフィック誌ナンバーが創刊されたのもその頃で、スポーツと食事に関してはかなり情報があったと思うのだが、自転車の世界はかなり遅れていたのだろうか?

その反動なのか、今中さんの本は食べ物へかなりこだわっている。私のように体重を落としたいと思っている人には役に立つと思う。
さらに役に立つのは、PART3のアドバンストレーニング編だ。最近分かったのだが、同じようなメニューをこなしていると体が適応してしまって減量の効果が出にくくなってくる。月に500キロ走ってもほとんど変わらない。ビールのおかげかも知れないが・・・。
私の場合、ケイデンストレーニングは普段やっているが、HR(心拍)トレーニングはやってない。心拍計持ってないのだ。しかし、この本に書かれていた、高回転トレーニングと高負荷トレーニングは体に刺激を与えるために有効らしいので今後考えようと思った。高負荷は膝と腰に負担がかかりそうなのでちょっと心配なのだが。

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2005年07月08日

病気にならない生き方という本

本屋で、病気にならない生き方という本を見た。サンマーク出版から出たばかりの本みたいだ。
タイトルは、どうもネガティブな感じがして好きになれないのだが、著者の新谷弘実さんという方は、胃腸内視鏡外科医として胃腸の相から健康を語るという本を何冊も出されている方だ。

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胃腸の相とは、人相の相と同じ意味で使われていて、色がきれいですべすべしているのが健康な「相」なのだそうだ。内視鏡を見続けた人が言うことは、説得力がある。それに影響を与えるのが、食べ物だ。

読んでいくと、常識とはかなり違う内容があり、驚く。牛乳、乳製品はよくない。肉はだめ。緑茶はだめ。マーガリンは即座に捨てなさい・・などなど。これらは胃腸の相を確実に悪くするのだそうだ。

40過ぎると、体重を減らして運動することも大事だが、食べ物にも気をつけないとなあと改めて思った。



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2005年06月03日

青葉台駅チャリンコ2分を読んだ

「青葉台駅チャリンコ2分」という本を読んだ。横浜にある轍屋というMTBプロショップの奥様が書かれた本だ。残念ながら、このお店、私は行ったことはない。「奥様」と上品に?書いたのだが、この人はすごいぞ。立ち読みで読み始めて一気にぐいぐい読ませる力技があるのだ。でも、ちゃんと本買おう。

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面白い文章を書く人には、普通じゃない方が多いような気がするのだが、この方もその例にもれず、とにかく、極端である。酒びたりの大学生がたまたま体育の授業で自転車に乗り、体育会の自転車部に無理矢理入部する。なにしろ、初の女性部員なのである。早大の自転車部というとF1レーサーの佐藤琢磨氏が一時在籍したことでも有名だ。私も自転車に乗っているが、自転車部には入りたいとは思わない。根性なしなのである。よくスピードスケートの選手が夏のトレーニングとしてロードに乗るが、楽しいトレーニングなわけがないのだ。目の前に星がチラチラ現れたり、ゲロ吐くのが当たり前のハードトレーニングに決まっているのである。自転車で坂道を走るのは相当な重労働である。私は、山を歩くのも好きだが、ボッカ(荷揚げ)でもするのでなければ、標高差1000メータを登るのは、歩くよりも自転車の方が相当厳しいと思うぞ。初めて自転車で標高差500メータを登ったときは山を歩くのは慣れていたのに、ゲロを吐きそうになった記憶がある。

そんな過酷な自転車部での生活を過ごした後、著者は、サイクルスポーツ誌で編集者として徹夜続きの激務をこなすようになる。こういう人は、自分を没入することができる対象がないと生きていけないのだろうなあ。徹夜続きの編集者稼業で、ご主人と出会い、今度はご主人の夢であるプロショップ開店に向けてどたばたと奔走するようになる。

全編を通して、ともかく「熱い」。いろいろな問題が起きるのだが、それを「熱さ」で乗り越えていくのがすごい。しかし、ご主人、大変じゃないかとも少し思った。



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2005年05月17日

食べ方問答を買った

最近、本をあまり買わないようにしているのだが、八重洲ブックセンターで「食べ方問答」(甲田光雄/サンプラザ中野/マキノ出版)という本を買った。日経ヘルスを定期的に読んでいる方ならご存じだと思うが、これは西式健康法の本である。甲田さんは西式の有名な先生なのだ。しかし、西式健康法の本なら数冊持っているので買う必要もないのだが、それでも買ったのはサンプラザ中野さんの体験談が出ているからである。何でもそうだが、体験談は面白い。やってみてどうだったのか、それが問題だ。ネットの中には体験談が(うそもあるが)たくさんあるから、今はよい時代だと思う。

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この本は、ずっと対談形式で書かれているが、甲田さんがサンプラザ中野さんを診察しながら語るという体裁である。なにしろ手相から始めるのだから面白い。そういえば、昔見た古い西式健康法の本には手相についても書いてあったことを思い出した。

サンプラザ中野さんはテレビでしか見たことがないが、スリムな印象がある。しかし、もともとは肥満児だったらしい。胃腸が丈夫じゃなくて細くなったのだろうか。ある日マッチョを目指してプロティンをどんぶり一杯毎日飲む生活もしばらくしたようだ。これは筋肉はつくが、体にはかなり悪かったようである。たんぱく質のとりすぎはよくないのである。しかし、たんぱく質を撮りすぎると気分が落ち込んだりするというのは初めて知った。肝臓に負担がかかるのだそうだ。

この本は、少食の大切さを説いている。自転車に乗っているから激しく空腹になる分、大食いしてもいいのかと思うのだが、少なく食ってキチンと燃やすことが大切らしい。



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2005年04月21日

ダイエット・ヨーガclassicはよいかも

秋葉原の書泉ブックタワーでダイエットヨーガの本を買ってきた。うちの奥さん用である。著者の桜井さんという方は、五反田の成瀬ヨーガの先生だ。私は、ヨガを先生について習ったことがないのだが、古くは番場一雄さんの「ヨーガ―・ヨーガ行法の段階的修練法」を教科書にしていた。この本は分解写真が多くて助かった。20代のころだ。なんでヨガを始めたのかというと、当時ボルダリングというのをここでやっていたのだのだが、体が柔軟でないと課題をこなせないのがいやでも分かるのだ。それで毎日やるようになった。ヨガをやっていると疲れにくくなり肩こりがなくなる。肛門の締まりもよくなる。これは、わりと早い時期に分かることだと思う。

そのまま継続しているともっとよいことがあると思うのだが、私は3年くらいで飽きてしまう。

ヨガをまた真面目にやるようになったのは、自転車買って定期的に乗り始めて1年くらい経ってからだ。人によって違うと思うが、私の場合、自転車の疲れは腰と膝の裏にたまっていく。ロードバイクの場合、昔乗っていたランドナーと違って踏み込みが軽い分疲労はたまりにくいが、それでも確実にたまる。それをあまり気にしないで走っていたら、風の強い日に多摩サイを走っていて膝痛が突然出た。これは直るまでに結構時間がかかったので、それからヨガを真面目にやるようになった。

今は、だいたい朝起きてからやっている。今のテキストは成瀬雅春氏の「ハタヨーガ」だ。1時間から1時間半位やるとかなりよい感じだ。しかし、この本は、たくさんのヨガの体位を整理しながら順番に載せている関係で、毎日やるメニューを決めるには向いてないかもしれない。基礎的訓練のページはあるのだけども。

そこで、この本だ。女性読者を想定した本で体位法とともに呼吸法まで解説されている。期待される効能までついている。全113ページなのだが、なかなかよくまとまっていておじさんが読んでもよい。ちなみに5章に分かれていて、「美しい体型をつくる」「いつまでも健康で若い肉体をつくる」「輝く肌になる」「魅力的な表情としなやかな動きを学ぶ」「聡明な頭脳と自由で澄み切った心になる」がタイトルだ。美しくないおじさんにも役に立つ本だ。



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2005年03月12日

いちばん危険なトイレといちばんの星空、は、いいよ

いちばん危険なトイレといちばんの星空」という本を読んだ。


この本は、石田ゆうすけさんという人が、7年半かけて自転車で9万5000キロ世界を回った記録だ。まずはタイトル、とてもうまいですな。トイレと星空なんか出されると期待度が限りなく大になる。カバーも星空を撮った黒いやつで目立ってました。

自転車旅行記というのは20代前半の頃は読んでいたが、その後読んだことがほとんどなかった。私の場合は、自転車→山になり、植村直己から中公文庫(昔は山の本が多かった)を読むようになって、山小屋でバイトというパターンである。大体その年代はカネはないが限りなく暇なのでそういう本を読んでそういうことをやるものだったような気がする。エコロジーがどうたらという思想的な背景があるわけでなく、ともかく知らないところに行って変わった経験をしてみたいという気分に支配されているのだ。

山の本を読む効用は、安眠が約束されることだろうか。○○北壁登攀記などという本を読むと、吹雪の中、壁面に吊り下げられたツェルトでビバークのシーンがたいていある。こういう話は読んでいて興奮するのだが、自分は布団の中でぬくぬくしながら読んでいるのである。自分の身の幸せを感じる瞬間である。

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記憶に残る自転車関係旅行本なら数年前に中央大学の先生になった九里徳泰(くのりのりやす)さんの本を読んだくらいかも・・・。旅行記は出発から帰国までの話をずっと書いていくからなんとなく中身が想像できて飽きてしまうような気がしていた。しかし、この本、面白かった。出版社は実業之日本社というビジネス系かしら?というところなのだが。旅行は非日常を味わいに行く行為だから、帰ってきた人に聞くのも面白い話なんかないかなということになる。

この本は、それを逆手にとって、自転車で世界一周してきた著者が語る「世界一」シリーズである。私の好きな順に適当に並べるが、世界一美人の多い国、世界一うまいビール、世界一メシがうまい国、世界一危険なトイレ、世界一キツイ便所、世界一危険な通り、などなど・・・。著者が語る30の世界一からなる本。この方文章もうまいし、賢い人なのだろう。ちなみに世界一美人が多い国 は、エストニアだそうだ。


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